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平成28年7月1日に国税庁より平成28年分の路線価が公表されました。全国平均はリーマンショック前の平成20年以来、8年ぶりの上昇に転じました。また、三大都市圏の住宅地はほぼ前年なみの小幅な上昇でしたが、商業地は住宅地に比べ大幅な上昇となりました。今月のニュースレターでは、今回発表された路線価について解説いたします。
路線価とは、土地の評価基準の一つで、相続税や贈与税の計算の基となるものです。路線(道路)に面する標準的な宅地の1㎡あたりの価額を示しており、公示価格(時価)の8割程度の価格となっております。
なお、路線価は国税庁のホームページで確認できます。 →https://www.rosenka.nta.go.jp/
<全国平均> 前年比 0.2%上昇(前年は0.4%下落) | <東京都> 前年比 2.9%上昇(前年は2.1%上昇) |
・東京 中央区銀座5丁目銀座中央通り(31年連続全国トップ) | 32,000千円(前年 26,960千円) |
・横浜 西区南幸1丁目横浜駅西口バスターミナル通り | 7,810千円(前年 7,130千円) |
・埼玉 さいたま市大宮区桜木町2丁目 大宮駅西口駅前ロータリー | 2,760千円(前年 2,580千円) |
・千葉 船橋市本町1丁目船橋駅前通り | 1,320千円(前年 1,280千円) |
<1位> 東京 中央区銀座5丁目銀座中央通り | +18.7%(32,000千円) |
<2位> 東京 渋谷区宇田川町 渋谷駅側通り | +17.1%(18,640千円) |
<3位> 東京 新宿区新宿3丁目 新宿通り | +16.7%(19,600千円) |
銀座5丁目銀座中央通りは、ピーク時(平成4年の3,650千円)の88%まで回復しました。東京都内では全48税務署管内における最高路線価が、横ばいの日野を除いて47地点で上昇しました。
このコラムの著者 剱持 嘉宏(けんもつ よしひろ)
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