2004 Tokyo City Tax Accountant Firms All Right Reserved
先頃８月２３日付の日経新聞に自民党税制調査会が「２０年ぶりの所得税の大改正をする」という宣言をしたとの記事が掲載されました。その内容は各種所得控除を見直し、高所得者の累進税率を高めるという方向であります。
また相続税は平成２７年に基礎控除の４割減額という歴史的大改正がありました。
これらの状況は皆様のお客様である資産家の方に対して、所得税、相続税、どの方向からも増税になることは免れられないことを意味しております。
ということは、これまで以上に不動産賃貸管理会社の「資産活用」についてのアドバイスの重要性が増しております。
「資産活用するための資産組み替え」とは次の３点から考えてみましょう。
①次世代に残るよう資産を活かす、②資産からお金を生む仕組みをつくる、③相続税を安くする
| 母自宅建て替え前 | 母自宅建て替え後 | |
|---|---|---|
| 課税遺産 | ３,６００万円（現金）＋１億円（土地）＝１億３,６００万円 | ２,６００万円（現金）＋５,９２５万円（土地）＋４,２００万円（建物）ー９,０００万円＝３,７２５万円 |
| 基礎控除 | 印紙代 | ３,０００万円ー６００万円X１＝３,６００万円 |
| 差引 | １億３,６００万円ー３,６００万円＝１億円 | ３,７２５万円ー３,６００万円＝１２５万円 |
| 相続税額 | １億円X３０％-７００万円＝２,３００万円 | １２５万円X１０％＝１２.５万円 !! |
何も対策しないか、資産組み替えにより資産を守るか、まさに皆さまの腕の見せ所です！
このコラムの著者 宿谷 紫 (しゅくや むらさき)
税理士：宿谷 紫（しゅくや むらさき）
難しい、とっつきにくいという税金をわかりやすく、相談してよかったと感謝される税理士であるよう日々努力してまいります。
得意分野：不動産購入・税金対策
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